おとぎ話のような現実

こんにちは、営業のCです!
先日営業で伺った不動産会社の社長さんは女性で、なんとお歳は90歳でした。
若々しいお話しぶりに驚いていると、まだまだ一花も、二花も咲かせるわよと豪快に笑う、かっこいい素敵な方でした。
今は、不動産に関わらず営業職に就く女性は多いですが、その社長さんが不動産業を始めた時代は今と違い、いろいろな理由で苦労も多かったのではないかと質問しました。
私の知る今と勝手の違う不動産業界を、色々な人の力を借りたり、お客様と真剣に向き合ったり、いかに潜り抜けられて来たのか、想像の及ばない、でもリアルな体験談に引き込まれました。
このようなお話をお聞きした時や、古い小説を読んだ時などに思いますが、時代の移り変わりとともに、人の習慣や考え、価値観など、こんなにも変わるものかと驚きます。
そして、平成生まれの私には本や映画の中の話のように実感の沸かない、たった数十年前の話であるのに、おとぎ話のように感じてしまうことに、二度驚きます。
権利関係や土地の境界など、複雑な要因を抱えた不動産を扱うなかで、どのような過程を経て現在のかたちになっているのか調べることもあるのですが、
今とかなり違った生活や人間関係に裏打ちされた、だれかの意図を感じるような気もします。
令和に建てられた不動産にも、今の生活様式や経済的な事情を反映した建物になっているかもしれません。
そして数十年後になぜこのような造りになっているのだろうと、未来の不動産屋が頭を捻っているかもしれないですね。